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Without You (3)

したがってぼくが、アルコールに依存する精神状態は、次のように進行していった。

1、曲を書くために飲む。
2、飲めば曲が書ける。
3、飲まないと曲が書けない。
4、飲むせいで曲が書けない。

こんな状態が続いた事で、3ヶ月間もの間、連続飲酒が続いた。
よく行く下北沢の飲み屋で意識を失い、運ばれた病院でブドウ糖やその他もろもろの
注射をしてもらった。 同時期に鬱病と不眠症で医者に通い出した。

アルコールは時間を麻痺させるので、敏感で、繊細な脳を麻痺させてしまう事で
曲作りのうっとうしさを追い払っていたと言える。
事実、アルコールが自分のクリエイティビティを高めた事は、一切ない。

今現在、ぼくはここまでひどい状態ではない。
もっとも、ここの日記で「お酒をやめた」と豪語してみたものの、
これだけぐたぐたこの場で書いているという事は、 挫折したって事なんだけど、、、。


ただし一つだけ言っておきたい事がある。
誤解してもらっては困るので言うが、ぼくは今とても元気だ。
みんなにこれを読んでもらう以前に、今までの自分の来し方を振り返って
みてみたかっただけである。
今、曲は書けているし、まあもっとも、こればっかりは自分一人での作業ではないので、
時間はかかるけれど、、、。

誤解のないように言っておく、ぼくは今、元気だ。

ぼくがつくづく思うのは、やっぱり酒は、成熟した「大人」が飲むべき物である。
金以上に、「心」の余裕がある人が、食事相手の娯しみとして飲むのなら、
決してアル中にならないような気がする。
そうでないぼくのような「子供」はアルコールを道具として使ってしまう。
そして本当に恐いのは、それが、「手段」から「目的」にすり変わった時である。
大人と子供、別に年齢の差の事をいっているのではない。
同じ酒飲みでもアル中になる人間とそうでない人間がいるのはその両者の間に、
精神の熟しかたの差がある。
前者は酒を飲み続けると明らかに酒を杖にしないと前に進めなくなる。
酒事体に罪はない。酒はイイ奴だ。
ただしそれと付き合うためには精神が熟した「大人」でないと翻弄されてしまう。

もう一度言うが、ぼくは今、とてもいい感じである。
今、 ぼくには当面の目標がある。
酒の入り込む隙間のない程面白いアイディアを料理している最中である。
少しばっかり時間のかかる作業だが、ぜひ皆様には楽しみにしていてほしい。


以上、断酒を1日で破った酒飲みの告白でした。


psーwithout you というタイトルですが、これはぼくの4枚目のアルバムに入っている
  「酒びたり男の告白」をテーマにした曲で、そこから取りました。
  もしお手元にCDがあったら引っぱり出して聞いてみてネ!

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